人生はホームステイ日記

仕事辞めました。自分に合った生き方ずっと模索中。とりあえず何でも挑戦中。

学校に行かない生き方

突然ですが、私は元小学校教員です。

将来的に、

「学校は合わないけど勉強はしたい」

「登校しようとしたけど無理で引き返してきた」

「興味のあることをとことん勉強したい」

といった子たち向けの、

カフェのような小さな塾のようなスペースを作りたいと考えています。

 

学校に行きたいけど、行けない場合

・いじめ

・貧血などの病気で朝起きられない

・学校は好きだが発達障害等でうまく友だちと関われずつらい

といった場合は、全力で周りの大人が支援すべきだと思います。

自分では言い出せない、

自分では気づかないことが多いと思うので、

保護者や教員がよく観察して、少しでもあれ?と思ったら声をかけることが必要です。

子どもの立場の方は、相談できる大人に話してみてほしいですが、

もしあまり信用できないという場合は、スクールカウンセラーさんや外部の相談機関に話してみるのも手です。

親身になってくれる大人ばかりであってほしいですが…。

特にいじめの場合、心無いことを言われる、陰口、靴に画鋲、

持ち物を隠されるなどの場合、学校は行かなくていいです。

行かなくていいというか、絶対行ったらだめです。

病みます。学校はそんなつらい思いをして無理に行く場所ではないです。

悲しい思いをして、自傷したくなったとか、生きているのが嫌になったとか、

思ってしまうのはもったいない。

転校することもできるし、自宅やフリースクールで勉強もできます。

行かない選択をしても、弱い人間だとか逃げたとか思う必要は全くありません。

自分を最後まで守ってあげてほしいです。

 

学校には行かないと決めた場合

上記のように自分を守るためや、

集団行動がどうしても合わなかったり、

興味のあることが他にあってそれを極めたかったり、

様々な理由で「行かない」と決めて行かない場合。

私は、それでいいと思います。

原因がいじめの場合は別ですが、

おそらく人よりも何らかの敏感な感覚を持っているのだと思います。

無理に合わす方法を考えるより、自分の能力や感覚を活かす道を考えた方が、

長い目で見ていいように思います。

 

将来の自分は、出会いで変わる

学校に行かないと決めて、例えばその分何か別のことをやろうと思ったとして、

もう何か決まっている場合はいいのですが、

そうでない場合、見つけるのはそう簡単ではないです。

「やってみたい」と思うものを見つけるには、

今まで知らなかったもの・仕事・考え方・人…にたくさん出会う必要があります。

学校に行くことのメリットは、その出会いが待っていてもそれなりにあるということ。

クラス替え、道徳や総合の授業、職場体験…もちろん普通の授業もそうです。

「古典っておもしろい!」とか。それも大事な未知との出会いです。

学校に行かない場合、その機会を自分で作っていくことが大切です。

でも、そんなに難しいことではありません。

「他のことよりちょっと好きなこと」から始めたらいいです。

「絵を描くのが好き」→「ネットで好きなイラストレーターを見つける」

→「その人の個展に行ってみる」

これだけでもかなり世界は開けた感じがすると思いますし、

「本を読むのが好き」→「好きな主人公の生活を真似してみる」

→「コーヒーっておいしい!」

とか。めちゃくちゃ小さいことでも、大きな一歩です。

そこからどんどんつながっていきます。

気づいたら、「どうやってここまで…?」って思い出せないくらい、

たくさんのものと出会い、人と出会っているはずです。

うつ状態でしんどいときは、無理は禁物です!

 

最後に

はじめに書いたようなカフェ兼塾を開けたら、

いつでも子どもたちがふらっと寄れる場所にしたいです。

「今日学校行けんかったー」って寄ってもらったら、

温かい飲み物とお菓子でゆっくりした時間が過ごせる、

そんなところにしたいです。

子どもの間だけじゃなくて、「最近どうしてる?」って大人になってもゆるく関わり続けられるような、

そんな関係が作れたらいいなと思います。

あとは、子どもたちへの「仕事や生き方との出会い」を提供できる場所にもしたいです。

定期的に、社長さんやクリエイターさん、ミュージシャンの方たちに来ていただいて、

お話したりちょっと体験させてもらったり…そんなことができたらなと。

 

人は一人として同じではないです。

得意不得意、でこぼこがあると思います。

でも、優しさと、思いやりと、誠実ささえあれば、

自分で自信を持って道を切り開いていけます。

 

悲しい思いをせずに、子どもたちがみんな笑顔で、

希望を持って生きていけるのを願っています。